衰えたら働けない!?定年退職に怯えないための自分磨き

40歳を超えたぐらいでしょうか…私と同じ年代の方は、定年退職が気がかりになってくると思います。
組織の中でどれだけ出世しても、普通のサラリーマンには定年退職というゴールが待っています。
そこで、お勤めは終わるのですが、人生はまだまだ続きます。
中には、まだバリバリと働けて定年退職を不満に思う方もいるかもしれません。
さて、そもそもどうして定年退職は60歳とされているのでしょうか?
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Contents
定年退職制度の始まり
かつて企業は、社員に「年功序列」と「終身雇用」を約束していました。
年功序列とは、長く勤めれば年齢に合わせて給料を上げていきますよ〜、という約束のこと。
年を取れば自動的に給料を高くしていきますから、若いうちは少しでも安い給料で我慢してください、と考えることもできます。
終身雇用の方は文字通り、最後まで雇いますから安心してください、という意味です。
しかし年老いて、ただ仕事ができないだけの無能な社員を雇い続けるわけにはいきません。
そして定年退職の概念に至ったわけですが、これは明治時代に海軍が設立した55歳という区切りが継承されて、さらに平均寿命が延びたことによって60歳が定年となりました。
ただ今後の変化が激しい時代においては、年功序列と終身雇用は、もはや存続が危ぶまれている状況でもあります。
なにかふとしたきっかけ、ちょっとした思いつきで一瞬で揺らいでしまうこともあるわけです。
テセウスの船
皆さんは「テセウスの船」という言葉を知っているでしょうか。
これは有名なパラドックスなのですが、次のエピソードについて考えてみてください。
ギリシャのテセウスという青年は、船の改修にあたっって、定期的にちょっとずつ部品を入れ替える作業を行い、ついには全ての部品の入れ替えが完了してしまいました。
さてこの時、もとの「テセウスの船」と同じ部品は使われていないわけですが、改修後も「テセウスの船」であると言えるのでしょうか?
なぜこのエピソードを取り上げたかというと、物事のルールやしきたりは、テセウスの船のように、そっくり丸ごと入れ替わってしまうことも往々にしてあるわけです。
今まで当たり前だった定年退職という一般的な決まりも、今では過去からの異物、将来的には全くの別物になっているかもしれません。
そうなった時に私たちはどうするべきなのか…。
人生100年時代の今、定年退職というあやふやな制度に惑わされることなく、自分の人生は自分で守るという意思をはっきりと、自分を高めていくことこそが何よりのリスクヘッジとなるのです!
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